フエ

フエはベトナム最後の王朝(1802~1945)の都がおかれた町である。
昔、ユネスコの事務局長が「賞賛すべき建築上のポエムである」とフエのことを言及した。
世界遺産に登録されている王宮を中心とする建造物群が落ち着いた、古きよき雰囲気を醸し出している。
ホーチミンやハノイと比べると人々は穏やかな性格で、静かに暮らしているのが印象的である。

以下の観光スポットとフエー料理を紹介する。チャンスがあったら、是非に来てください。

観光スポット
① フエ王宮
 

1993年、世界遺産に認定されたフエの古都の中でも最高峰の建造物である。1945年まで続いたグエン王朝の王宮である。
蓮の花の咲く堀を渡って行きつくのは、中国・北京の紫禁城を模して建造され、わずか半世紀ほど前まで
実際に政の中心として使われていた大和殿である。そして、その奥には王宮の内部が続く。
王宮内部は戦争で大破し現存するものは基礎だけというものがほとんどですが、建物と建物をつなぐ回廊の復元など、
当時をしのぶ華やかな姿を取り戻しつつある。

②ティエンムー寺


平らな地にあるフエにおいて、王宮西側の小高い丘の上にある寺院である。
かつて、ある老婆がこの周辺の人々に「いずれ支配者がここに現れ、塔を建てることだろう」と予言する。
それが現実になったことから、その老婆が天女の化身ではないかとされ「天女の寺院=ティエンムー寺」と
呼ばれるようになったといわれている。
七層八角の塔の各階には仏像が安置されているそうですが、中には入ることはできない。

③フエ宮廷美術博物館


 時の王、啟定帝(けいていてい)は、美術が政治から作法に至るまで全てに通ずると考え、
美術を重んじ、多くの美術品を集めていました。建物の内部には、さまざまな美術品のほか、
王族に用いられた貴重な調度品の数々も展示されており、王族の生活の華やかさを感じることができる。 
フランス、中国、ベトナムと3つの国の特徴が融合した美しい品々がたくさん見られる。 

体験

①ニャーニャック鑑賞


王宮を観光する時、世界無形文化遺産登録のベトナムの雅楽“ニャーニャック”を鑑賞できる。

②フエ料理(宮廷料理)でおいしい文化体験

 

「フエ料理」は「宮廷料理」がルーツといわれ、味もさることながら、食物を用いて動植物などを形作る繊細な装飾が施された、
みた目にも華やかであることが特徴である。かつての王朝の豪華な食生活が伺える。 
料理を召し上がり、ベトナムの雅楽「ニャーニャック」を鑑賞して、宮廷衣装を身に付け食事を楽しむことができる。
体験する価値がある。 

③フォン川クルーズで自然を体験


フエの街を王宮などの遺産がある旧市街地とホテルなどの立ち並ぶ新市街地に分けているのがフォン川である。
そんなフォン川をクルーズし、街を眺めるツアーが人気を集めている。のどかな田園風景から都市風景、
水上で生活をする人々の日常や、違った角度から眺める王宮、郊外にある帝廟など、見どころはたくさんある。  
また、夜7時になるとライトアップされるチャンティエン橋の美しいナイトクルーズもオススメる。 

名物料理

①ブン・ボー・フエ
 

フエの名物麺。冷麦くらいの太さのブン(米麺)に、豚足や牛骨、
牛すね、 タマリンド、レモングラス、パイナップルなどでダシを
とったピリ辛スープをかけたもの。空芯菜の茎を細く割いたものや、
バナナの花の千切りを入れて食べる。好みでチリペーストを入れ、
更に辛くして食べるのがフエ流。

②コム・ヘン

白いごはんに、シジミとたっぷりの香草類、スターフルーツやごま、
ピーナッツなどをのせ、好みでシジミのゆで汁とエビの発酵調味料、
チリペーストなどをかけて食べる。

③バインコアイ

米粉を水とココナッツミルクで溶き、ターメリックで
色づけして焼いた厚めの生地に、エビ、豚肉、もやしなどを
のせたもの。肉団子が入ったものもある。バインセオとは
食べ方やタレも異なり、葉で巻かずに生野菜をちぎって、
バンコアイとともに味噌ダレなどに付けて食べる。

④ネムルイ

フエを中心とするベトナム中部料理の代表で、
変わった食べ方から外国人には人気のある料理となる。

 

フエ ツアー

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